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事務職への転職は難しい?経験者・未経験者別、成功のポイント
転職の際、職種変更でも「事務職」は非常に人気が高いです。しかし大人気である一方、求人が少なく高倍率な職種であるため、道のりは決して平坦ではありません。
また、転職後、「こんなはずじゃなかった…」ということになりがちな職種であるのも事務職の特徴です。このような展開を防ぐため、知っておかなければならないこともあります。
今回は事務職への転職について考えているみなさんに、知っておいてほしいことをお話していきます。
▼目次
大人気!事務職への転職の現状
事務職、転職で職種を変える際、非常に人気が高くなる職種です。その理由として挙げられるのは、
- 「結果を求められなさそう」
- 「他の職種よりコミュニケーション能力を求められなさそう」
- 「やはり単純作業がやりたい」
などが挙げられます。
実は、これらの理由、実は根本的な部分では繋がっています。それは「(特に文系の)学校のキャリアセンターが営業職をすすめがちである」という点です。
学校において就職率は非常に重要な数字で、受験者数を左右する最も大きな理由のひとつです。
だから、大学としても学生の就職率を上げないと困る!そこで、最も求人が多い、営業職を志すよう学生を仕向けてしまうのです。
実際、「文系の求人は7割以上が営業職なので、営業職を検討しないとなかなか就職が決まらない」という旨の話を、学生時代に耳にした人も多いのではないでしょうか。
確かに文系卒の求人は、圧倒的に営業職が多いのですが、むやみやたらに営業職へ学生を押し込むことが、実際に就職してからのミスマッチに繋がってしまうのです。
なんとなく進んだ営業職などの職種で、思った以上に結果を求められたり、内外でのコミュニケーションが原因で怒られ続ける中で疲弊し、選べなかった事務職という道が魅力的に見えてくるのです。
経験者が事務職へ転職を成功させるためのポイント
まずは経験者が事務職へ転職する際、採用側に「おっ」と思わせるためのポイントを紹介します。
説得力のある志望動機や自己PRを作成し、面接対策を万全にする
面接時にも初めて気がつくあなたの情報や印象というマイナス面をプラスにするには、人事担当の印象に残る志望動機や自己PRを考える事が非常に大切です。
面接は履歴書に書いてある事を自分の口から説明する場ではなく、履歴書に書ききれないその会社で働きたい思いや理念をアピールする場です。
決してテンプレートのようなPRにならず、しっかりと自分の頭で考えた熱意を伝えましょう。
これまで身に着けたスキルや経験をアピールする
事務職への転職の強味は、やはり前職の経験や転職に活かせる資格などのスキルをアピールするのもポイントです。
現在、ただパソコンの入力できるだけで事務職への転職は難しいでしょう。
前職での事務職で得た経験を転職希望先でどのように活かせるのか、資格を取得したことによって事務職と財務や総務等兼務できるなど企業先に「メリットがある」と思わせると良いでしょう。
事務職の転職に強い転職サイトに登録する
事務職の競争は激しく、そして自分の力だけで募集先を探すのも限りがあります。
自身の経験を転職サイトに登録し、転職サイトの情報力を活用して幅広く転職先を探すことも転職成功への近道です。
また、事前に企業の情報を深く知ることができるなどメリットもあります。
▼関連記事
事務職の志望動機の魅力的な書き方
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未経験での事務職(正社員)への転職が難しいと言われる理由
未経験の人が事務職へ転職したいと思ったときに、次の3つの理由からその道は難しいとされています。
事務職(正社員)の募集が少ない
そもそも、男性でも女性でも正社員として事務職(未経験者)を募集している企業は少ないです。
現在事務職で働いている方は新卒からその企業に入社し、配属され先が結果的に事務職として正社員で働いている人も多いです。または未経験で事務職の募集があってもパートや派遣社員・契約社員などの雇用形態をしている場合が多いでしょう。
経験が必要な仕事でもある
事務職は企業によって業務内容が全く異なります。
経験者であれば事務の流れも認知しており飲み込みのスピードは速いですが、未経験者の場合は一から指導しなくてはならず非常に時間が掛かります。
また、近年では事務に関するOAスキルや海外対応など事務自体の業務内容のレベルがアップしているため未経験では転職が難しいとも言われています。
人気がある仕事
事務職は男性女性問わず人気な仕事です。人気があるが故に離職率も低く、事務職の席が空かないことも原因です。
営業の様にノルマなどが少ない事や、定時退社があるイメージもいまだ根付いており、IT化などにより事務職自体の数は減っているのに応募する数は変わらない、つまり倍率が高い状態のなかでは未経験の場合は必然的に内定するチャンスは低くなるでしょう。
未経験者が事務職への転職を成功させるポイント
厳しい状況の中、事務未経験で事務職への転職を目指す場合、次のことを参考に求職してほしいと思います。
未経験者歓迎(未経験OK)の求人の情報をできるだけ集める
転職サイトやハローワークなどでも結構です。
とにかく事務職にこだわるのであれば、質を重視するのも良いですが量も大事です。
企業の数は想像以上に多く、またその中には必ず未経験者でも可能な事務職があります。
小さな企業の正社員事務職から経験を積み、キャリアアップをしていくのも成功への近道でしょう。
事務職以外の職種で入社し、異動希望を出す
未経験者で事務職への転職が困難な場合、その会社で募集している他の職種で応募をし、一度入社してしまう事もひとつの方法でしょう。
そして、その後一定期間その部署での業務を経験したら、人事などへ事務職への異動希望を出すのも方法です。
ただし、面接時で部署の異動が可能なのかしっかりと確かめておきましょう。
事務職で活かせる資格を取得する
現在、事務職もパソコンスキルだけでなく、従業員の健康保険や福利厚生などの総務系業務や経理などの財務系業務スキルを必要とする企業も多いです。
企業側からすれば、1分野にそれぞれ従業員を雇用するよりも、兼務できる方が人件費の面だけでも大きなメリットがあります。
それらに直結する資格を取得し、未経験のハンデを資格で埋めるのも有効でしょう。
有益な資格があると、転職に有利になるほか、仕事をするうえでの自信にもつながりますね。
転職に有利な資格・取得しておきたい資格
正社員登用がある事務職で入社する
事務所はパートや派遣・契約社員などが多いため、正社員登用のある事が大前提ですが、一度それらの正社員以外の雇用形態で入社をし、キャリアを積んでから正社員へ繋げるのもひとつの方法でしょう。
面接時では確実に正社員登用があるのか、その割合はどの位なのか確認しておきましょう。
事務職転職後の落とし穴
そんな大人気の事務職ですが、落とし穴はあります。それは筆者もエージェントの担当者から言われた「単純作業は今後減っていく」という事実です。
筆者が言われたようにロボットに変わられるかは謎ですが、事務職をパートや契約社員で対応しようとする会社が非常に増えている現状もあります。
ある日突然、失業してしまう、しかし、正社員の求人もないというリスクは決して少なくはないと言えます。
また、事務職だからコミュニケーションをとる必要がないかというと、それも違います。営業職など他の職種をサポートする側面もあるので、社内でのコミュニケーションはより密で性格なものが求められます。
また、納期管理やクレーム処理を事務職の業務としている会社もあるため、コミュニケーションを避けて事務職を選んでしまった際は、その後の人生がとても悲惨なことになります。
このような事態を防ぐためにも、受ける求人がどこまでの業務内容を事務職としているのか、しっかり精査しましょう。
転職の際はこのようなリスクも踏まえた上で、本当に事務職を目指すのか慎重に考えていく必要があります。
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情報と考察がより大事!事務職の転職
人気が高く倍率が高い職種である「事務職」。転職活動も厳しいですが、入ってからの将来性も未知なる部分があります。
事務職は他の職種に比べ、活動前の情報収集・検討段階から慎重かつ思慮深く活動していくことが必要です。このことが、事務職への転職およびその後のキャリアを左右する鍵になるといえるでしょう。
筆者としては、事務職への転職を目指すためには、「絶対に求人を自分で探すこと」をお勧めします!
その理由は、転職エージェントも様々な理由をつけて、事務職への転職を諦めさせようとするからです。
確かに、転職エージェントも学校同様に就職率(ここでは厳密に言えば転職率ですが・・・)が、利用者へのPRポイントとして重要になってくるので、仕方のない部分ではあります。
やはり実際に筆者は、「求人が少ない」だけでなく、「事務職は単純作業だし、将来的にロボットがすべてこなせるようになり無くなってしまう職種です(だから、転職しないほうがいいです)」とまで言われました。
また転職市場では、現職が事務職で同じ事務職に転職しようとしている人も多いです。もともと事務職で入社した人、総合職で入社したまたま事務系の部署に配属された人など様々ですが、企業としてはやはりこのような経験者を優遇します。
新卒からの就職に比べ、さらに事務職への転職は倍率が高いというのは事実です。
事務職に就きたい意思を転職エージェントに伝えよう
この話を聞くと、「自分ひとりで転職活動して転職活動が成功できる気がしない・・・」と思う人も多いと思います。そういう時はやはりエージェントに頼ることになるでしょう。
事務職への転職を勧めないエージェントが多いものの、がんばって事務職の求人を複数見つけてきてくれるエージェントの担当者も少なからず存在します。
より沢山の担当者と話をさせてもらい、その中から「この人だ!」と思える担当者を選ぶと良いです。
最初は否定的でも、最もな理由を説明できれば一緒にがんばってくれる担当者もいます。まずは(一番の理由が「逃げたい」でも)建前上最もな理由を作りましょう。
例えば「単純作業の正確の方が得意で、たまたま現職で事務職の手伝いをした際上司から「お前事務の方が向いているよ!」と言われた」など、でっち上げでもいいので、何かしらのストーリーを作り上げることが大切です。
いずれにせよ求人が少ないことに変わりはないので、厳しい活動になり長期化することは必須です。その中で、希望の職種を変えるか、貫くかは、転職したい理由・原因にもう振り返りながら検討していくことになるでしょう。
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