サービス残業の定義と実態。巧みな企業のやり方とは

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あなたが働いている会社は当たり前のように毎日残業がありますか?そして、その残業に対する賃金は会社からきちんと支払われているでしょうか。

もし、残業に対する支払いがなくそれに対して「会社のみんなもサービス残業しているし、これは仕方がないことなんだ」と心の中で納得してしまっているなら、こちらの記事を読んでサービス残業の意味について1度考え直してほしいです。

サービス残業とは何なのか、よくあるサービス残業のやり方、そしてサービス残業をしないためにあなたができることを提案していきます。サービス残業にNOと言える勇気を持ちましょう。

サービス残業の定義とは?

まず、サービス残業とはどんな状態のことを意味するのかを考えてみましょう。これは本来支払われるべき残業代を企業が支払わずに、社員に残業をさせることを指します。

会社によっては定時の時間になった時点で、社員に1度タイムカードを押させてそのあとに残業をする…なんていう会社もあるほどです。これはかなり悪質ですが、サービス残業にも色々なパターンがあります。

どんなやり方にしても正当な理由がないのに残業代が支払われないわけですから、これはれっきとした違法になるんですね。しかし、実際にサービス残業をしている人は意外と多いんです。

現代社会において、サービス残業が増えてきているのには理由がある

実際に全体の6割もの会社員が、サービス残業をしているという調査結果が出ています。ここまで現代社会でサービス残業が増えてしまっている理由とは何でしょうか。

不況をなんとか乗り切るために、サービス残業を利用する企業が増えてきていると考えられます。残業時間を減らすことで経費が削減できるという流れ自体は、納得できますよね。

実際に不況によって仕事の量は減ってきたので、それによって残業が減る傾向になっていることも確かです。しかし、「仕事が減った分自分で営業して取ってきなさい。ただし、残業代は出さない。」と上司から言われてしまうこともあります。

それとは逆のパターンで、会社としては残業代を出そうと思っていても社員側が「コスト削減のために我々はサービス残業をしなければ」と考えてしまう場合もあるのです。

実際にサービス残業をする人がいるのには理由がある

それでは、サービス残業をしている人というのはどんな理由があってそのような形態で働いてしまうのでしょうか。

  • 会社のみんながサービス残業をしているから
  • 会社に貢献したい気持ちがあるから・会社のためにサービス残業をする
  • 会社と揉めたくないから、辞めさせられたくないから
  • 仕事がとにかく終わらないから

この他にも、会社によっては表向きは残業代を支払っているように見せかけておいて実際には支払われていない…ということもあるようです。毎月、残業した分の賃金が支払われているかをしっかりチェックすることは大切ですね。

巧みにサービス残業をさせる、企業のやり方とは

サービス残業というのは、会社の雰囲気も大きく関係しています。社員が気づかないうちに、サービス残業をするのが当たり前になっていた!というケースも実際にはかなりあるのです。

サービス残業をさせる企業というのは、巧みにその方向へ持っていくやり方をしていることが多いのです。そのやり口をチェックしてみましょう。

  • 管理職は残業が出ないものだと思わせる
  • 実際には会社以外の場所で残業をしている
  • 会社によって独自のルールが作られている

よくあるサービス残業が、「管理職になると、サービス残業になってしまうもの」という思い込みです。実際にあなたの周りの人からも、こんな意見を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

実際に労働基準法の41条の2号では、「管理監督者には残業を支払わなくてもよい」という旨の内容が見られます。しかし、この条件に当てはまらない名ばかりの肩書き管理職はあるので、気をつける必要があるのです。

「残業ゼロ」と銘打って会社から社員を帰宅させることで、表向きはあたかも残業していないかのように見せかける企業も存在します。

タイムカードを打って会社を出たあとに、自宅やカフェなどで残金をすることは、すべてまとめて「自宅残業」と呼ばれているんですね。どうしても仕事の量は多いから、仕事以外の場所ででもやらないとどうしようもない…と社員は考えてしまうのです。

さらに、それぞれの会社でいつのまにか独自のルールが作られていることがあります。例えば「10分や15分などの短い残業は切り捨てられてしまう」「残業代を申請できない空気がある」「朝礼や清掃の時間などは業務とされない」などです。

なんとなく会社でこれらのルールが決められていて、長年の歴史の中でそれが当たり前になっているので言い出せない…というものですね。どれも闇が深いです。

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サービス残業をしない、断る

サービス残業と明確に分かっている場合には、きっぱりと断る姿勢を見せることがやはり大切です。まず「本当にこの残業に対しての支払いはされないのか」を調べた上で、出ないと分かれば断るべきなのです。

自分がまず変わらなければ、会社や上司はいつまでも変わることはないでしょう。これから先ずっとサービス残業をするつもりがないから、1度断る勇気を持ってください。

1度でもサービス残業を断るという行動を起こせば、それからは確実にサービス残業が頼みにくくなります。以前よりはサービス残業を求められることはなくなると考えられるのです。

そもそも体調不良などの理由によって残業を断ること自体が可能(賃金が支払われる場合であっても、です)なのですから、そのような理由を付けて断るようにするべきでしょう。

会社ぐるみで、また社員ひとりひとりが、定時退社を心がけることも大切ですね。定時退社の現状仕事が終わらない時の対処法についても考えてみたいです。

サービス残業を記録として残せるアプリを利用する

上の項目でも触れたように、「タイムカードを打っていないわけだから、サービス残業の請求なんてとてもできない…」と諦めてしまうことはありません。

「残業証拠レコーダー」というアプリを利用すれば、自動でサービス残業の証拠を確保してくれますから、未払いの残業代がどのくらいなのかを簡単に把握することができるんですよ。

会社を退職した後からでも、これまでに払ってもらえていない残業代を請求することができるんです。このレコーダーの特徴や機能は以下になります。

  • スマホのGPS機能を使うから、メモなどしなくても自動で残業時間の証拠を確保してくれる
  • 独自の計算プログラムによって、正確な残業代が算出される
  • 未払いの残業代を請求したくなったら、近隣にいる弁護士を検索してくれるので早期に相談が始められます。

このレコーダーアプリの登録は無料なところも、とても助かりますよね(後にレコーダーに記載されている弁護士に労働時間の証明書を送る際にも、郵送費用しかかかりません)。

こちらのアプリをインストールして設定しておくだけで、気軽に利用できるというのが嬉しいポイントですね。

ぜひ早く利用することで、「サービス残業の証拠」を集める(残す)ようにしましょう。残業代は、過去2年にまで遡って請求することができますよ。

労働基準監督署へサービス残業をしている実態を報告する

労働基準監督署というのは、全国の都道府県にある施設で、ここにサービス残業を報告することで抜き打ちで会社に検査に来てもらうことができます。

労働基準監督署に行くときには、残業の証拠となるタイムカードのコピーや毎月の給与明細を持っていきましょう。しかし、この施設に相談すれば必ずサービス残業問題が解決されるというわけでもないので、注意する必要があるでしょう。

実際にはサービス残業の実態がなかなか把握できなかったり、施設の担当者が多忙のためあまりあいてにしてもらえないことも残念ながらあるようです。

しっかりと残業代を支払ってくれる企業へと転職をする

サービス残業を長いことしていて、次の企業へと転職したいならばどうでしょうか。早く転職したいからと適当に次の企業を決めてしまうと、またサービス残業に苦しめられることになるかもしれません。

サービス残業がない、きちんとした会社(本来はそれが当たり前なのですが)を見つけるためのコツをご紹介していきます。

  • 実際に求人をしている企業に行って、現場の下見をしてみる
  • その企業働いている人に聞いてみたり、口コミサイトなどで情報を得る
  • 求人票に記載されている内容をチェックする

まず、一番オーソドックスなやり方ではありますかわ、気になる企業に足を運んで見に行くことができるでしょう。終業時刻になっていても、まだ職場の灯りがついていたりしないでしょうか。

企業の求人情報には残業時間を記載する欄がありますが、その記載よりも明らかに長く社員が職場にいるようなら、もしかすると日常的にサービス残業が行われているのかもしれません。

万が一急なトラブルなどで、その日だけ特別に社員が残業をしている可能性もあるので、何度か確認してみることも大事ですよね。

さらに、その企業で働いている人がいればぜひ話を聞いてみましょう。その他にも企業の口コミサイトでの情報を参考にすることもできるかもしれません。

また、企業の求人票に記載されている情報の中に「みなし残業代」があるかどうかもチェックしておきましょう。これは、「あらかじめ残業をするということで、支払いの中に加えてられている料金」のことです。

残業代は支払われるという形式ではありますが、裏を返せば「残業をいくらしてもそれ以上は支払ってもらえない」という意味でもありますよね。つまりそれは、サービス残業となる可能性もある…と捉えることができるのです。

サービス残業の定義を知り、サービス残業に屈しないようにしよう

日本でも多いサービス残業ですが、これはれっきとした犯罪行為であり決して容認されて良いことではありません。

どうしてサービス残業をさせる会社があるのか、どうしてサービス残業をしてしまう社員がいるのか。そして、巧妙にサービス残業をさせるやり口も知っておいてください。

それに対して屈することがないように、これ以上サービス残業で悩むことがないように問題解決のために活動しましょう。転職する場合の次の企業の探し方についても、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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11月13日 06:05 求人更新
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みなさんのコメント

  • さかいとしお

    どっちもどっち
    生活残業をして、会社にぶらさがる社員もいる。

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