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商社の志望動機の書き方。厳しい内定争いの中で輝く文言とは
就職活動や転職活動に取り組む上で、エントリーシートに欠かすことができない内容として志望動機と自己PRが挙げられます。
特に志望動機はなぜその企業を選んで入社したいと思ったかを述べる一番大切な部分であるために、採用担当者からも厳しく見られることが多くある部分です。
今回は、その中でも内定を得ることが特に難しい商社に応募する際の志望動機に内容を絞ってまとめました。
「商社とは」をまずしっかり知って志望動機づくりに活かそう
商社とは、商品の販売経路に携わり円滑に販売をするサービスを提供する代わりに、その手数料台として代金をもらって利益を生み出している企業のことを表します。
ただし、扱ってる商品には大きく差がありそれぞれに得意分野が存在します。この得意分野に特化した商社のことを専門商社といいます。
一方、こうした専門商社が成長を続けていった結果色々な商品や内容に携われるような資金とノウハウを備えている商社があります。これを総合商社と呼びます。
総合商社は極めて数が少なく、日本経済全体でも7社しかありません。どの企業も一度は名前を聞いたことがあるような有名な企業であり、その起源も明治時代程度までさかのぼることができるような企業もあります。
勤務している人も、新卒は東大や早慶上智などをはじめとする一流の新卒の学生で占められており、学閥などもあるほどです。
学歴が全てではありませんが、特にこれら総合商社の新卒採用に合格するためには、まず下地としての学歴が必要であり、続いてその大学の中で何を経験してきたのかが一番大切になります。
では、どのような点に気をつけるべきなのかを見ていきましょう。
商社に応募するための志望動機とは
では、商社に応募するための志望動機とはどのような点に注意して作成すればいいのでしょうか。
そのためには、まず前提条件を知る必要があります。以下のような条件があります。
- 応募者は就活生の中でもトップクラスの人たちが多い
- 採用担当者は何千から何万枚のエントリーシートを読むこと
では、この二つの点が何を意味するのかを確認していきましょう。
トップクラスが多いこと
最初に知っておかなければならない前提条件は、特に総合商社の場合応募してくる人たちはトップクラスの人たちが多いことです。
仕事の内容も魅力的ですが、当然福利厚生や給料もそれに見合うものとなっています。そのために、就活生や転職活動をしている人たちでも特に自信を持っており高い能力を持っている人たちが応募してくると考えましょう。
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具体的に考えると学歴は最低でもMARCHクラスであり大半は早慶上智クラス以上、東大や京大、東北大などがほとんどです。
そして海外留学を経験している、学生時代に何か全国大会クラスの賞を取ったことがある、といった華々しい経歴を持っている人も多くいます。
このことから商社で活躍するために必要不可欠である英語についても極めて高いレベルを持っている人が多いです。TOEIC800点が1つの目安になるでしょう。
このような実力と経験を兼ね備えた人たちが大勢受けている中で、採用を目指すことになります。
採用担当者が読むエントリーシートの数
次に知っておかなければならない前提条件は、採用担当者は数千から数万枚のエントリーシートをトータルで読むことになるということです。
これはどの企業の採用担当者でも概ね似たような状況になるのですが、総合商社の場合はそのケタが段違いです。
一日に数百枚から数千枚、トータルで何万枚読み込む必要があることは珍しくありません。
つまり、流れ作業のような中で応募者が作成したエントリーシートは読まれていきます。細部まできちんと読み込んでもらえる可能性はほとんどないのです。
個人面接の段階まで進んで、初めてまともに読み込んでもらえるようになります。それまでは、予め採用担当者が頭の中で決めている基準以上のエントリーシートのみが通過することになります。
どのような志望動機を作成すればいいのか
上記のような極めて厳しい条件が課されることになります。もちろん、これは周りの応募者も等しく同一の条件なので、その点では公平な勝負ではあります。
ただし学歴に関しては、もはやどうしようもないためにその点は覚悟を決めておきましょう。
しかし、学歴だけで判断できるほど採用担当者も簡単ではないことをわかっています。そのため、書類審査の通過は言うまでもなくエントリーシートの出来で判断しています。
その中でも、志望動機は特に注目してみられるところです。企業を選んだ理由について記載されているハズなので、採用担当者が重点的に確認することは当然と言えば当然です。
では、どのような要素を含めて記載すればいいのでしょうか。次のような点を記載しましょう。
- 目標と理由が明確になっているか
- なぜその企業である必要があるのか
- 企業がどのような人材を欲しいかを理解しているか
- 入社意欲が感じられるか
では、各ポイントについて詳しく見ていきましょう。
目標と理由が明確になっているか
初めに含めておくべきポイントは、目標と理由が明確になっているかという点です。これは、応募者がその企業に入社してどのような目標を持ち、そしてなぜそのような目標を持ったのかを記載してあるか、という点です。
志望動機には、通常企業を選んだ理由を書くことが多いです。しかし商社のエントリーシートではそれだけでは通用しません。周りの応募者も、同じようなことを記載してくるからです。
この点が大切な理由は、自分が入社した後のビジョンを含めて将来設計をきちんとできているかどうか、という点を採用担当者は見ているからです。
多くの人が入社することそれ自体を目的として就職活動に取り組んでいます。しかし、実際には入社は社会人としてのスタートを切ることであり、ゴールではありません。
そのため入社して何をしたいのか、どのようなことを成し遂げたいのかという点は企業を選んだことと同じくらい大切なことなのです。
これは具体的考えれば、入社してどのような仕事をして将来はこのようなことをやってみたい、という形に現れます。
例として、入社して数年間経験を積んで海外でマネージメントを担当したい、というような内容が考えられます。
この内容の部分に理由を絡めて記載することが大切です。夢を抱いた理由をきちんと説明できるように記載することが、採用担当者を納得させ合理性のある志望動機を作成することに繋がるからです。
なぜその企業である必要があるのか
次に含めておくべきポイントは、なぜその企業である必要があるのかという点です。これが含まれていない志望動機は、志望動機とは本来言えないのですが以外にも多くあります。
よくある間違いとしては、志望動機を記載しているうちに徐々に自己PRの内容になってしまい、肝心の内容が薄くなってしまうパターンです。
また、どの企業にでも通じる内容で書いてしまうことも大きな問題点です。商社の場合には、英語を使って仕事をしたい、といった内容がよくある典型的な例です。
英語を使って仕事をすること自体は問題ないのですが、その英語を使って行うであろう仕事にその企業が入っていないことがよくある問題なのです。
英語を使ってその企業のどんな仕事をやってみたいのか、あるいはできると考えたのか。この部分まで理由を深掘りしていく必要があるのです。
そして、これらは必然的になぜその企業でなければならないのか、という理由に繋がっていきます。この部分をきちんと考えている応募者なのかどうかを、採用担当者は見ています。
企業がどのような人材を欲しいかを理解しているか
次に含めておくべきポイントは、企業がどのような人材を欲しいかを理解しているかという点です。
商社にはさまざまなタイプの人材が必要です。海外に赴任させる場合もあるので、考え方や識見の広さが求められますが、何より大切なことは周りとの協調性があるかどうかです。
優秀である以前に、周りの人間を仕事に巻き込んでいける協調性があることがまず一番最初に求められる能力です。
その上で、企業ごとにカラーがあるのでこの点を踏まえてどのような人材を採用担当者が求めているかを把握する必要があります。
特に総合商社の場合には、潤沢に採用に資金をかけられるだけの余裕があるので採用専用のページがあることも多くあります。そのページを隅から隅まで読んで、どのようなメッセージが記載されているかを確認する必要があります。
入社意欲が感じられるか
次に含めておくべきポイントは、入社意欲が感じられるかどうかという点です。これは、志望動機全体で主張するものであり、特定の文章を入れて主張するタイプの物ではありません。
最終的に採用担当者が、応募者を採用するかどうかを判断する基準は我が社に来てきちんと活躍してくれるかどうか、その気持ちをきちんと持っているかどうかという点になります。
この点を、志望動機以外にも自己PRやその他の項目、あるいは字の綺麗さといった間接的なところまで基準に入れて判断しているところもあります。
やる気が感じられないと採用されないのは、商社に限らずどこの企業でも一緒です。まして何千枚何万枚と応募が来る商社では、やる気がなければどれほど優秀であっても採用はされないでしょう。
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これらを把握して簡潔にまとめるようにしましょう
商社に対しての志望動機を考える際には、以上のような点を含めて記載しながら簡潔にアピールすることが大切です。
結論を先に述べ、後から理由を補完していく方法も有効です。ただし商社の場合は、これに加えてさらに必要なことがあります。
それは、キャッチと呼ばれる読者を引き込む書き方をすることです。
ついつい読んでしまいたくなる文章を一度は見たことがあるでしょう。あの記載の仕方です。
時間がなく、疲れている採用担当者に「おっ?」と思って読んでもらうところから始めなければならないのです。その点を含めて記載して、ライバルに一歩差をつけて内定を勝ち取るようにしましょう。
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