大手メーカーの営業職を辞め、SEに転職
私は、大手メーカーの営業職という安定している仕事を辞め、全く未経験の状態でSEに転職しました。
辛いこともたくさんありましたが、1つの会社に依存せずに生きていけるスキルを身に着けることができたため、結果としてSEに転職して良かったと思っています。
今回の記事では、大手メーカーに入社してから、SEとして勤務するまでについて詳しく記載していきたいと思います。
新卒で大手メーカーに就職
文系大学出身で、転職歴のある30代です。
私が大卒で就職した頃は、就職氷河期と呼ばれている頃でした。
一流大学出身でもなければ、特にこれといって資格やスキルを持っているわけでもなかった私ですが、運良く大手メーカーの営業として就職することができました。
就活をしている頃には、「営業は一番潰しが効く」なんていう話も耳にしましたし、実際にクライアントや社内との関わりのなかで学んだことも多かったのは事実です。
営業職は理不尽な経験をすることが多く、ストレスの溜まる仕事であった
理不尽な理由で人に頭を下げることや、お客様からのクレームやトラブルに直面することもあり、営業の仕事は日々ストレスが溜まるものです。
また「この仕事を長く続けていっても、自分はとくに何ができるわけでもない。もしこの会社を辞めたら何ができるのだろうか?」と不安も増していきました。
それでも「これが社会人か」と腹をくくって過ごしていましたが、3年目を迎えようとしたあるとき、上司とのいざこざをきっかけに、溜まっていたうっぷんが爆発してしまい、あとさきもよく考えずに「辞めます」と会社を飛び出してしまいました。
そのときは20代半ばだったこともあり、まだ自分は何にでもなれるという根拠のない自信と、この先どうなってしまうのかという不安とがごっちゃになったような感覚でした。
スキルを身に着けるためにITのスクールで勉強することに
そこで私は「やはり手に職つけよう」ということで、資格や専門スキルを身につけようと社会人向けのスクールを探しました。
転職は初めてでしたが、社会人を経験してからの職探しということで、学生の頃とはまた違った視点で様々な業界を調べました。
そのなかでITという今までとは畑違いな業界に出会いました。
SEという言葉は学生のときにも聞いたことがありますが、実際にどんなことをやるのかはまったく未知の世界でした。
スクールで勉強したおかげで、プログラミングとは?サーバーとは?など、ごく基本的なことから教えてもらいました。
中途採用でSEとして採用され、開発会社に入社
その当時からIT業界は人材不足で採用意欲も旺盛でしたので、未経験の中途採用でも採用してくれる会社がありました。
ただし、いくらスクールで基本を習ったとはいえ、仕事で実際の現場に入るのは怖くもありました。
自分でプログラミングを書いて簡単な掲示板や問合せフォームを作ってはみたものの、実際これを仕事でどう使うのかなど、いまいちイメージが湧きません。
教育体制が整っておらず、OJTで学ぶ必要があり、苦労する
新卒で大手のシステム会社に入ると、6ヶ月ほど集合研修でまずはひたすら勉強というケースも多いですが、私が転職した会社にはそこまでの教育体制はありません。
中小の開発会社ではめずらしくないと思いますが、とりあえず現場に放り込まれて、先輩社員から「何か分からなければ聞いて」という状況です。
最初はまさに「何が分からないかも分からない」状態でした。
とはいえ最初から重要な案件を担当するはずもなく、まずは先輩の仕事を見てお手伝いです。
そのなかで「あ、これなんとなく分かる!」とか、「調べればなんとか自分にもできそうだ」というようなことがでてきます。
プログラミングというと、何やら理系の素養が必要なように感じますが、「プログラミング言語」というだけあって、私はむしろ語学に近いと思います。
単語や文法を覚え、それを使って文章を組み立てる作業です。
「もし、この◯◯という枠に入力された文字が、××だったら、エラーメッセージとして△△を表示する」みたいな感じです。
実務でも、結局は「ネットや本で調べながら、自分でなんとかする」ということを繰り返して、徐々にまともな仕事ができるようになっていきました。
そういう経験のなかで、最初の2〜3年は終電になっても帰れないことや、会社に泊まり込むことも多々ありました。
最近であれば完全なブラック企業というのでしょうが、今思えばその経験があって今があります。
SEとしての経験をいかし、フリーランスとして独立
私は40代を目前にして会社を辞め、現在フリーランスとして活動しています。
定年まで会社にしがみつくのではなく、スキルを活かして自分らしく働こうという選択肢を得られたのは、間違いなくあの経験があったからです。
結局、仕事は誰かが全部教えてくれるものではないですし、最後は自分で調べて自分でなんとかするというのは、どんな仕事にも共通することではないでしょうか。
フリーランスになってより強く思いますが、会社で長時間働いたからたくさん給料がもらえるというよりも、自分のスキルや知識を結集して仕上げた成果物が、顧客にとってお金を払うに価する価値を生んだときに、はじめその報酬を受け取れる。
それこそが仕事の本質なのだと思います。
その付加価値が高ければ、一般的な会社員よりも短時間の仕事で高収入を得られるのも理にかなっています。
どんな業界でも、いきなりプロとして通用する人はいません。
SEに限らず、どんな仕事でも一生勉強は必要です。
だからこそ、自己投資、修行と割り切って、若いうちこそなるべく厳しい環境に身を投じるのも、将来的にみれば有意義な選択肢かもしれません。
SEからの転職を考えている人へ
SEはプロジェクトのフェーズによって激務に耐えなくてはならなかったりと、辛いことが多い職種です。
しかし、大手Sierや社内SEに転職することで待遇を大幅に改善することができます。
スキルがつくという点では、良い職業であると思うため、待遇を改善させ、快適に働いてみませんか?
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