転職のメリットとデメリット。体験談からみる最も指標にすべき事とは

天職とは・・・「自分の生まれつきの性質に合った職業」と言われていますが、このように思えて仕事をしている人は、いったいどのくらいいるのでしょうか。

また、「隣の芝は青く見える」ともよく言われますが、どうしても誰かと話していると、その人の仕事が羨ましく思えたりもします。

そんな時に人は転職を考えます。でも、転職にも大変な労力がかかります。転職をしてからもその後も、もちろん大変な労力がかかります。

それでも転職をしたい!という人むけに、そのメリットデメリットをお伝えしていきます。

転職することで起こるメリットとデメリット

転職は心機一転な人生の再スタートとしてはとても大きな出来事です。

ただ、なかなか天職と感じることも難しく、隣の芝は青く見えることだってあるのです。

今までの業務をクリアしてリスタート

今まで当たり前のようにこなしてきたルーティーンワークが0クリアになり、全てが新しいことになります。同じことでも文化が違えば異なります。

メリット・・・転職をして、過去の自分を知らない真っ白な環境で仕事がスタートできるのです。職場から何か囚われた視点が無いため、ノビノビ業務に取り組むことができます。また、自身の改善をするチャンスでもあります。

デメリット・・・以前のキャリアがあるからこその採用でもあります。それなりに周囲は期待しています。いくらリスタートでも、新卒の新入社員とは違うため、周囲の期待値はそれなりに高いというプレッシャーがあります。

人間関係のリスタート

職場にいるすべての人が初めましての状況です。そして周りはしばらくの間は新入社員を細かく観察しているはずです。気づかないところで気づかないように見ています。

メリット・・・転職のきっかけの一つは、人間関係にあります。ビジネスでは一番大切な点です。ここで1から作る労力もありますが、それまでの人間関係のうんぬんにとらわれることなく再構築ができることは心機一転良い環境とも言えます。

デメリット・・・それまではある程度「阿吽の呼吸」で業務ができていたことが無くなります。それまでの「当たり前」が新しい環境が「当たり前」でなくなること、その逆もあります。そのギャップに相互理解に遅れることも想定できます。

取引先、顧客とのリスタート

もちろん、関わってくる業者も変わってきます。今までなんとも考えていなかった馴染みの業者が居なく、社内だけでなく社外に対しても新しい人間関係の構築の始まりです!

メリット・・・新入社員ブランドを使いつつ、それまでのキャリアのブランドで信用を勝ち取れる最初の一歩です。自信をもってアプローチすることでそれまでのキャリアは武器になります。

デメリット・・・やはり既存の社員にこそ信頼が厚いことは確かです。そこでつい劣等感を感じてしまうケースもあります。そこは割り切ってコツコツ信頼の構築が必要です。

収入のリスタート、社内福利厚生の変化

転職によっては、年収には変化がないケース、または大きな前後するケースとあります。それはそこを覚悟のうえで転職するので特にメリットデメリットの対象にはなりません。

ただ、年収を下げて転職した場合は相当なショックが大きいでしょう。当時はできると過信していて、実際の金額でやりくりする生活は最初は打撃が大きいので、年収面は慎重に見た方がよさそうです。

また、福利厚生制度についても、ここは何気ないてんではありますが転職して大きなものだったと気が付く点でもあります。福利厚生制度とは、何か会社の割引を使ってエンターテイメントを楽しむ、という点もありますが・・・

健康保険や、医療施設の活用、各種補助金、等、実は自身の生活に深く力になっていたものが無くなってしまう可能性があります。新たに付加されるというメリットもあります。転職は今の会社と転職先の福利厚生制度の差異を見る必要もあります。

転職先でのカルチャーショック。これはメリット、デメリット?

上記にも述べてきたように、転職はメリットとデメリットもあり、そのメリットとデメリットは紙一重だったりもします。

良いと思っていた点が、転職してからは、前の方が良かった、なんて思うこともあります。そういった後悔は、どこの会社に転職しても必ずと言っていいほどあります。後悔をしてでもいいから転職をする、という覚悟が転職への一つの一歩です。

転職をする前に頭に入れておきたい、想定されるカルチャーショックを挙げてみます。これを踏まえて、メリットとしていくか、デメリットとしていくか、考えてみてください。

ルールの違い

オフィスの使用ルール、PCのルール、コンプライアンスのルール、会社のルール全体です。こんなこと、と思ってしまうかもしれません。でもこんな細かいことが最初は違和感を持ってしまうこともあります。

「前はこうだった」の始まりです。でもここで意見を出してしまうと、秩序が壊れてしまいます。最初はだまって従うこと、それでも違和感があれば慣れたころに伝えることは大切ですが、「前はこうだった」という感情との葛藤があるでしょう。

当たり前の誰かが居ないこと

当たり前のようにいた人が居ないことが想定できます。例えば、コピー取るのも、データをまとめるのも、書類を依頼するのも、文具を揃えるのも、今までは誰かにお願いできていたのが、すべて自身がやらなければいけないのです。

その誰かが当たり前のようにいたのに、居ない中で仕事をすることはとっても大変です。通常の仕事が倍になるのです。

人間関係を汲む

誰がどんな権限を持っていて、誰にどんな相談をしたらいいのか、表上と実際には異なることもあります。そこを読み取ることに少し疲れてしまうこともあります。これは、周囲はあえて教えてはくれません。

そして、何かあっても愚痴一つ言えません。なぜなら誰と誰が実はツーカーで、人間関係ができていないからこそ、誤った受け取られ方をしてしまうことさえあります。それまで当たり前の余殃に汲んでた人間関係ですらリセットされるのです。

そして、どこに行っても人間関係の大変さはあること、ここを汲んでの転職への一歩をふみだしてください。

年齢別でみる転職あるある体験談

転職と一言で言っても、転職をする際にキャリアの経歴によって感じることが異なってきます。やはりキャリアが長ければ長いほど、それなりのプライドが身についてきます。

そのプライドこそが転職の時に役に立つこともあり、不要なこともあります。ここではキャリア歴別の転職のメリットデメリットを見ていきましょう。

キャリア歴1~3年内の転職

例えば、新卒で入社した会社を5年内で転職をするケースです。経歴は浅いですが、転職先の企業のメリットは、若干の基礎的な社会人としての在り方は学び、そのうえで自身の会社色に染められるという点が挙げられますが、本人はどうでしょうか。

メリット・・・その会社への見切りが早かったこと、まだまだ若いからこそ吸収力があること、周囲も若手として使える為、下っ端として働いても違和感なくできます。

デメリット・・・早くに会社を辞めたことから、基礎的なビジネススキルが不足しているため、ある程度新卒同様に扱わないといけないケースもあります。また、1~3年で転職をしたため、転職を繰り替えすケースも想定されます。

キャリア4~7年内の転職

ある程度キャリアは積まれてきていて、自分のビジネスの自信がつき始めたころです。

メリット・・・ある程度の能力は身についてきていて、得意なこともできてきた頃です。下っ端の仕事もある程度やってきた年代でまだ若手世代なため、何のためらいもなく下っ端仕事もやりながら、得意分野を活かしていくことができます。

デメリット・・・キャリアがある程度積まれてプライドも出てきた頃です。かつ、その若さから若干衝突が発生しやすいとも言えます。自分のやり方にも自信があり、まだ空気を読むより伝えるに徹する傾向があります。

キャリア9年以上の転職(新卒だと30歳以上)

キャリアが積まれた上で、ある程度のビジネスをして行く上でのノウハウも分かり、成功体験や失敗体験もそれなりに積んできた年代です。

メリット・・・基礎力は養われているため、突如仕事が振られてもある程度はこなせる力もあります。そこに付加価値を付けていく人もいるでしょう。人間関係も良く見極めて、汲む作業も自然とこなすノウハウも身についているはずです。

デメリット・・・転職先では新入社員です。下っ端作業も振られるでしょう。それに違和感を感じて、少しプライドが邪魔をするシーンもあります。キャリア経験もあることから初めから自分色でやってしまうことも想定できます。

年代別で転職の良し悪しが生まれてきます。キャリアの経験が生かせながら、新しい環境でリスタートをきるということは必ずしもいいことばかりではありません。

そのメリットとデメリットをしっかり受け入れて、自身に落とし込むことが転職の成功の秘訣です。

転職を後悔してしまうものにしないために

転職をすることは人生の中でも大きな一大決心です。その一大決心をして転職をしたあと、必ず「前はこうだったのに・・・」と後悔するときは来ます。

その後悔も一過性のもの、と受け入れて後悔を後悔のままにできる覚悟と心持を持ち合わせておくことがキーポイントです。