適職を導き出す企業研究の方法。他と差がつく転職活動の効率化!

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転職活動に欠かせないのが「業界・企業研究」です。

「業界研究」は、どのような職業があるかを知り、その中で自分が働きたい業界を探すこと、企業研究は、働いてみたい企業を探し、なぜその企業に転職したいのかを見直すことです。

業界・企業研究をすると自分の適性に気づくことができるので、自分に最も合った仕事が見つかりやすくなり、転職のミスマッチも防ぐことにつながります。

まずはどのような仕事があるのか特徴を把握し、そこから自分の進みたい仕事を見つけましょう。

楽そう!ノルマがない仕事は存在する?

「仕事のノルマがきつい。」「ノルマのない楽な仕事に転職したいなあ。」こんな愚痴を耳にします。

ノルマとは、一定期間内に達成しなければならない労働基準量や標準作業量のこと。「目標」とは似て非なるもので、半強制的な意味合いを持つので、ネガティブなイメージが持たれます。

仕事にノルマを課した場合のデメリットは、労働者へプレッシャーが強くかかることです。ノルマが厳しすぎると、次のようなトラブルが起こりやすくなります。

  • ノルマに追われ、仕事の楽しさがわからなくなる
  • 労働者が精神的なストレスから心身の不調を引き起こす
  • 経営者側がノルマ至上主義に陥り、会社全体のモラルが低くなってしまう

「ノルマがきつい!」と言われるのが金融業、営業職、販売職。また、遅れなくライン作業をこなす製造業、荷物の運搬と営業で忙しい運送業も、ノルマがストレスになりやすいのです。

実際のところ、職業を例に出せばキリがなくなります。たいていの職業は何かしらのノルマがあります。言い換えると、ノルマがなければ成り立たない職業がほとんどだと言えます。

なぜ仕事にノルマを設定するのかと言うと「経営側が進捗・達成の度合いを管理しやすくなる」「労働者は意欲や達成感が得られる」といったメリットをもたらすためです。

ある程度のノルマは必要、その方が経営側も労働者も潤滑に業務が進められるということですよね。それでもあなたはノルマがない仕事にこだわりますか?

ノルマがない仕事についてはノルマがない仕事は楽?ノルマがない分、他で求められることも参考にしてみてください。

いくらからが高年収?年収が高いのはどの仕事か

国税庁国税庁が公開している「民間給与実態統計調査」のデータによると、平成26年度の民間企業の平均年収は約422万円(男性521万円、女性280万円)となっています。

水準的な収入が確保でき、その人の生活にある程度の余裕が感じられるならば、現職と生活のバランスは大体とれている…と考えてよいのではないでしょうか。

では、年収がどれくらいあれば高収入と言うのでしょう。これには、はっきりした定義はありませんが、現在では年収600万円以上が理想、800万円以上なら間違いなくハイクラスと言われています。

以下は、高収入で知られる職業の一例です。

  • 医師
  • 大学教授
  • 公認会計士
  • 弁護士
  • 公務員
  • 上場企業勤務者
  • 大手広告代理店勤務者
  • MR
  • …など

高収入な職業に就職・転職するには、相応の学歴・資格・キャリアが必要です。スキルやキャリアを持っている人は、一発奮起でハイクラスへの転職を狙ってみてはいかがでしょう。

こちらの記事もご覧ください。
生涯年収(賃金)ランキング【企業・学歴別】

仕事上のストレスとは?ストレスフリーな仕事はあるか

厚生労働省が平成28年度行った「労働者健康状況調査」によると、労働者の約6割が「仕事や職業生活に強いストレスを感じている」とのこと。いかに多くの人が仕事上のストレスに悩まされているかが、よく分かりますね。

些細なことまで含めるとストレスは日常茶飯事に起こるもので、まずストレスが全くない仕事は存在しない、と考えるのが普通です。仕事にはある程度の緊張感が必要なので、どうしても多少のストレスは生じてしまいます。

では、仕事上のストレスにはどのようなものがあるのでしょう。

  • 仕事の量、忙しさ
  • 職場の人間関係
  • 顧客や取引先からのクレーム
  • 仕事のノルマ
  • 時間を拘束されるストレス
  • など

細かいものまで挙げると、ほかにもまだたくさんあります。

誰だって、仕事でわざわざストレスを受けたくはありませんが、ストレスは完全に避けることができません。

そこで、ストレスを避けていこうとするのではなく、ストレスへの耐性をつける、ストレスを減らすといった努力が必要になります。

しかし、ストレスが原因で体調を悪くしてしまった場合、自分の努力だけでは改善できないストレスある場合は、無理をせず、ストレスの少ない仕事を探すことも考えましょう。

一般には、あまり他人に気を使わずに済む職業がストレスフリーな仕事とイメージされているようです。ストレスのない仕事5つ。業務内容、人間関係はどんな感じ?でもその一例を紹介しています。

根強い人気!安定した職業に就くのは勝ち組?

昔から「安定した職業」は根強い人気があります。安定した職業に明確な定義はありませんが、世間一般では

  • リストラがない
  • 高収入
  • 好待遇

といった職業が安定している、と言われています。

安定した職業に就くと、定年まで快適な環境で働き続けることができて生活も安泰、さらに社会的な信用が高くなるというメリットを得ます。

安定した職業に就いている人は勝ち組、家族は鼻の高い思いをする…といった世間的なイメージも定着しています。

ただ、多くの人が採用の枠を狙っているだけに競争倍率も高く、また相応の学歴や資格が必要になるため、誰でも就けるわけではありません。

もし安定した職業に転職したいならば、必要な資格の取得や採用試験対策を早い段階からしっかり始めることが必要です。

安定していると言われる定番の職業は安定した職業。高収入・好待遇がのぞめる仕事をピックアップでも紹介しています。

ただ、安定している職業に就くことが必ずしも「勝ち組になる」「苦労せずに働ける」ということにつながるわけでもありません。転職を考えている人は、仕事で大切にしたいものは何か検討してみるとよいでしょう。

まさかうちも…うっかりブラック企業に入ってしまったら

毎年「ブラック企業大賞」が開催されていることをご存知でしょうか。これは、全国にあるブラック企業の頂点を競うコンテストです。

「あの有名企業が」と驚くような企業の数々が、過労自殺、労災、非論理的な体質、ブラックバイトの存在…など、あってはならない理由で大変不名誉な賞をノミネートし、世間に恥をさらしています。

このように表沙汰になるケースだけがブラック企業ではありません。事故や過失までは起きていないものの、従業員への対応が不適切で、従業員が泣き寝入りしながら耐えているような「隠れブラック企業」が全国にまん延しています。

もし、うっかりブラック企業に入社してしまった場合は、

  • 会社に改善を求める
  • 労働組合や労働基準監督署に相談する
  • 法的手段をとる

といった対策をとることが薦められています。時には会社と闘う姿勢が必要になりますが、これはかなり勇気がいります。企業にさんざん苦労させられ心身が疲弊する前に、さっさと転職したほうが得かもしれません。

できればブラック企業へ入社しないのが一番です。転職活動の時点で、応募先がブラック企業ではないことをしっかり見抜き、ブラック企業へうっかり入社してしまうのを防ぎましょう。

▼関連記事
ブラック企業の10の特徴。求人情報から読み取る黒い会社の見分け方

ホワイト企業に入社したい!見極め方のポイントは

ブラック企業の対義語として使われ始めたのが「ホワイト企業」という用語です。

ホワイト企業に明確な定義はなく、ホワイト企業がどれくらい存在しているのかははっきりしていません。一般に

  • ワークライフバランスへの取り組みがしっかり行われている
  • 待遇や福利厚生が充実している
  • 従業員のやりがいが大きい

…などのプラス要素があればホワイト企業とみなされるようです。同じ働くなら、こんな素敵な条件のそろった企業を選びたいですよね。

求人情報でもホワイトをアピールする企業が増えてきています。これはイメージダウンを防ぐ目的もあるので、求人情報の条件だけで判断するのではなく、本当にホワイト企業かをしっかり見極めることが大切です。

実際に働いている社員に感想を聞き、職場の雰囲気や働きやすさを聞き出すことも大変参考になります。また、新卒の離職率が低い企業はホワイト企業の可能性が高いです。

転職活動の際は、説明会に足を運んだり信頼できる転職エージェントを活用して、求人先の詳しい情報を収集しましょう。

ただ、ホワイトと呼ばれる企業に就職すれば必ずしも安泰、とは限りません。

社員が働きやすければ企業の収益が向上するとは限らず、社員の働きやすさを重視するあまり経営性が不安定になってしまう企業も少なくないようです。

また、企業自体がホワイト企業として周知されていても、部署によってはブラックというケースも存在します。

安易にイメージだけで企業を選ばず、じっくり情報収集してから応募することをおすすめします。

▼関連記事
ホワイト企業の特徴。現状と見極め方で企業選びのひとつの基準に

とにかくモテたい…!どんな職業がモテる?

「異性にモテたい」「合コンや婚活で有利になりたい」という目的で、モテそうな職業を選ぶのはアリでしょうか。

「モテるためなら頑張れる!」と、仕事のモチベーションが高まるのなら、モテる職業へ転職するのも良いかもしれません。

職業においては、男性と女性でモテる基準が異なるようです。男性は高収入で安定した職業、女性は女性らしさ、母性が感じられるような職業がモテる傾向があります。

男女別、モテる職業ランキング!その仕事に就くための4つの行動

ただし、スキルがないのに「モテそうだ」というイメージだけで就職すると、実際に働き始めてから仕事についていけなくなるので、十分に検討してから転職するように心がけましょう。

また、どのような仕事でも真剣に打ち込んでいる時、イキイキと働いている時は、異性から見て素敵に見えるものだと思いますよ。

業界・企業研究に役立つ「インターン」とは何か

近年は、インターン(インターンシップ)を実施する企業が増えています。

インターンとは、就業体験のこと。一定期間、実際に企業で業務を体験します。大学3年生の夏や冬に実施されることが多いようです。

インターンで体験すること

インターンでは実際の仕事内容に近い体験をしたり、仕事の様子を見学したりして、その業界の仕事の特徴、企業の風土などを把握します。

インターンの内容
  • グループワーク
  • 講義・セミナー
  • シミュレーション体験
  • 現場の見学
  • 交流会

など

実際に有給で仕事をすることもありますが、インターン向けに用意された業務に携わるので、アルバイトとは異なります。

インターンの参加期間

参加期間が1~2日の短期インターンと、1ヵ月以上実施する長期インターンがあり、参加期間は企業によって異なります。

インターンの大半が短期型で、学生の大半が参加しています。

最も多いスタイルは、半日~1日で終わる「1dayインターン」で、主な内容は、講義やセミナーへ、グループディスカッションとなっています。

長期インターンは1ヵ月~1年の期間をもうけ、実際に業務へ取り組みます。

インターンシップに参加するには

インターンに参加したい場合は、インターン実施期間の1~2カ月前に申し込みをします。

申し込みの窓口は、就職支援サービス、学校、企業のホームページにあります。すぐ予約がいっぱいなってしまうもの、気軽に参加できるものなど、企業によって申し込み状況が異なるので、よく情報をチェックする必要があります。

インターンの目的

インターンは、自分の目で業界や企業の様子を知ることができ、業界研究や企業研究をするのに大変役立ちます。

さまざまな業界や企業のインターンに参加して比較することにより、それぞれの違いを見出し、関わってみたい業界、興味を持った企業が見つかりやすくなります。

実際に企業に立ち入って社員や仕事に関わるので、その企業について深く知ることができます。具体性のある志望動機が語れるようになるので、面接も有利です。

また、入社前に企業の雰囲気を把握することで入社してからギャップを感じることがなくなり、採用のミスマッチを防ぐ効果も期待できます。

2018年に1dayインターンが解禁になり、よりインターンに参加しやすくなりました。このようにメリットが多いので、多くの企業のインターンに参加し、業界・企業研究に活用していくことが薦められています。

人材確保と待遇改善に期待、保育士の特徴と現状は

保育士は、いつもニコニコしながら子どもに優しく接しているイメージがあり、憧れられることの多い職業です。

大変な仕事と言われますが楽しいことも多く、何より子どもが好きな人にはやりがいが感じられる魅力的な職業といえるでしょう。

保育士の仕事内容

保育士の主な就職先は保育園です。未就学児を預かり、保護者に替わって子どもの保育を行います。

保育士は、子どもの年齢にあわせて身の回りの世話をしたり、遊びを通していろいろなことを学ばせたりしながら、子どもが1日を安全に過ごせるように見守ります。

主な職務は保育ですが、それ以外に書類の作成、行事の準備、会議、雑用など仕事が山積みのため、保育の合間をぬって業務をこなしていかなければなりません。

特に、書類の作成や行事の準備には時間がかかるので、残業や持ち帰り仕事が出ることもしょっちゅうです。

保育士は多忙なだけでなく、ストレスを強く感じやすい職業です。子どもを事故から守らなければならないプレッシャー、保護者からのクレーム、職場の人間関係など、ストレスの原因にさらされています。

保育士の仕事は、子ども達の日々の成長を見守る大変やりがいのある仕事です。しかし、仕事はハードでありながら給料が低めに設定されているので、残念ながら仕事に不満を持って辞めてしまう人が少なくありません。

保育士は激務!給料が安く割に合わないといわれる8つの理由にて、激務と呼ばれる理由を詳しく説明しています。

保育士の現状

少子化の影響で園児の数は減っていますが、それ以上に保育士の絶対数が不足しているため、保育園に入りたいのに入れない「待機児童」があふれ、深刻な問題になっています。

保育士不足の原因は、多くの保育士が短期間で離職してしまうことにあります。保育士は、ほかの職業と比べても離職率が非常に高い職業です。激務の割に給料が低く、職場環境の良くない保育園が多いことが離職の原因につながっています。

しかし、近年は保育士不足の問題を解決するため、保育士の待遇を改善する動きも出てきています。これからは保育士への転職が狙い目かもしれません。

保育士は慢性的に不足しているため、当面は保育士の需要も高い状態が続きます。保育士の求人は探せばいくらでも見つかる状態なので、保育士資格を取得している人は、少しでも条件の良い保育園を選んで転職するのがおすすめです。

薬剤師は不足?飽和?薬剤師の特徴と現状は

薬剤師は医療分野に欠かせない職業です。大学の薬学部で6年間学び、国家資格の薬剤師免許を取得しなければ薬剤師になれません。

専門知識を活かして幅広い分野で活躍することができ「つぶしがきく」と言われ、人気の高い職業となっています。

薬剤師の仕事内容

薬剤師の主な仕事は、薬の調合、服薬指導、薬の開発・研究などです。

薬剤師の仕事や勤務先は多岐にわたり、病院、薬局、ドラッグストアで薬の調合や服薬指導をするほか、製薬会社で薬の研究職やMR(医薬情報担当者)に就いたり、大学や研究機関で薬の開発に貢献するなどの仕事があります。

薬剤師の仕事は性別を問わずに従事でき、女性の薬剤師のほうが多かったのですが、徐々に男性の薬剤師が増え、近年は男女の比率はあまり差がなくなってきています。

薬剤師の大変なところは、常に薬の勉強をしなければならないところです。医療の世界は常に進歩し続け、新薬も次々と開発されます。常に最新の知識を把握しておかなければ、薬を正しく扱うことができなくなります。

人の健康に貢献でき収入も安定している素晴らしい仕事ですが、勤務先によっては働きにくいと感じることがあるようです。

たとえば、調剤薬局や中小規模の薬局は、狭い職場特有の人間関係が大変、ドラッグストアは勤務時間が長い、忙しすぎるといった悩みが生じやすい職場といわれます。また、MRやドラッグストアの薬剤師は転勤の多い点が敬遠されがちです。

▼関連記事
薬剤師が辛い、きついと感じる理由をパターン別に紹介。対処法とは?

薬剤師の現状

薬剤師免許の取得者が増え、現在は薬剤師の需要が飽和状態になりつつある、という噂も聞かれます。

しかし、転職サイトで薬剤師の求人が大量に掲載されていることからもわかるように、薬剤師の不足している職場はまだまだ多いのです。

これは、地方では薬剤師が不足していること、薬剤師免許を取得しながら薬剤師の職に就いていない人が多いことが関係しています。

もし、薬剤師の転職を考えているならば、引く手あまたの今がチャンスです。転職サイトや転職エージェントをチェックして、薬剤師が働きやすい職場を探してみてはいかがでしょうか。

高齢化と介護職不足が深刻に…介護業界の現状と動向は

日本は年々高齢化が進み、超高齢社会を迎えています。認知症や寝たきりの高齢者の人口が増えるに伴い、家族による介護が新たに生み出す「介護離職」「老々介護」といった問題が浮き彫りにされています。

日本では平成12年に始まった「介護保険制度」により、要介護認定を受けた人は、介護保険によって「居宅サービス」「施設サービス」「地域密着型サービス」、福祉施設の利用などが利用できるようになりました。

それに伴い、介護関連の施設や事業所、介護職の需要が急速に高まりました。しかし介護職の離職率が高く、介護職不足が深刻な問題になっています。

介護職の仕事内容

介護職は、身の周りのケアが必要な高齢者のサポートをする仕事です。主に次の職種があります。

訪問介護員
介護が必要な高齢者の自宅を訪問し、身体介護(食事、着替え、排泄など)や生活支援(家事や買い物の代行)などを行います。

指定がない限りは、特に資格がなくても仕事に就くことができますが「介護職員初任者研修」を修了しておくことが薦められます。

勤務先は、訪問介護事業所、社会福祉法人などです。

介護福祉士
介護福祉士の資格取得している人が従事できます。主に福祉施設の入所者に対し、身体介護や生活支援、相談、レクリエーションなどを行います。

勤務先は、特別養護老人ホーム、介護サービスセンター、有料老人ホームなどです。

ケアを受ける人が喜んでくれたり、そのご家族から直接感謝されたりするので、働く喜びが得られやすいところが魅力といえるでしょう。

採用率はほかの産業よりも高く、無資格でも就職できるため、学歴・職歴・年齢にあまり関係なく転職できるメリットがあります。

一方で、仕事の負担が大きいため、離職率もほかの産業より高めになっています。離職の理由で多いのは、心身の不調、職場環境や給料に対する不満、人間関係のストレスなどです。

介護業界の現状

社会の高齢化よって要介護者の数も急速に増加し、居宅サービスを中心に介護サービスの需要が高まっています。

平成27年度の要介護者数は608万人、介護職員数は183万人です。15年間で要介護者数・介護職員数とも約3倍に増加しました。(厚生労働省「介護サービス施設・事業所調査」)

全体の人口は減少していくのに対し、75歳以上の人口は、少なくとも2060年まで増加し続けることが推定されています。

また2025年には高齢者の5人に1人の割合まで認知症患者が増え、以降も要介護者の家族にかかる負担の重さ、介護職の需要がさらに高まることが見込まれています。

こういった問題を解消するためには、介護職員数をもっと増やす必要があります。そこで厚生労働省は、介護職の人材を確保するため「処遇改善加算」によって介護職の給料の水準を引き上げました。

この処遇改善加算は、資格を取得している人で優遇されるというものです。待遇が良くなることで仕事に対するモチベーションが上がったり、スキルアップしながら長く働いてもらう効果が期待されています。

今までは、興味があっても実際に働いてみると仕事が辛いために退職せざるをえなかった人も多かったのですが、今後は働きやすくなることで、介護職にたずさわる人の誇りや満足度も高まっていくのではないでしょうか。

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【介護業界】現状・課題・ニュース・動向・今後・ランキング・就職(転職)するときの注意点

ブラックって本当?システムエンジニアの特徴と現状は

SE(システムエンジニア)は、コンピュータシステムの設計から運用までを手がける、IT業界の代表的な職種です。

一般には、プログラマーとしてスキルを積んでからSEになることが多く、専門知識に加え、クライアントやプロジェクトメンバーと潤滑にコミュニケーションがとれる能力も求められます。

活躍の場は広く、業界や企業によって仕事の内容や役割は異なります。キャリアパスは多様で、プロジェクトマネージャー、コンサルタントへキャリアアップするほか、スペシャリスSEへの道を究めることができます。

SEの仕事内容

SEの仕事内容は企業によって異なりますが、基本的な仕事は、次のような流れで行われます。

クライアントとの打ち合わせによってシステムの要件定義を行い、基本設計、詳細設計、仕様書を作成し、それに基づいてプログラミングを行います。

その後、開発したプログラムのテストを繰り返し、要件通りに動くことが確認できれば完成、システムとして運用させることができるようになります。

システムを開発する際は、プロジェクトマネージャー、プログラマーなど複数のメンバーでプロジェクトチームを組み、SEはクライアントと交渉したりメンバーと連携を取り合ったりしながら工程を進めていきます。

自分の手がけたシステムが実際に稼働しているのを見る時、クライアントに満足してもらえた時に大きな喜びが感じられる仕事です。

一方で、クライアントとのコミュニケーションがうまくいかなかったり、納期に追われ長時間労働を強いられたりと、仕事の厳しさを感じる場面も多いため「ブラックな職種」と呼ぶ人も少なくありません。

▼関連記事
SEはブラックなのか?残業、離職率の実態について

システムエンジニアの現状

IT業界はブラック企業が多い、特にSEがブラックと、いうイメージを持たれがちでした。

ただし必ずしもイメージのとおりではなく、中にはホワイト企業も存在しますし、自分でホワイトと感じながら働いているSEもきちんと存在します。要は企業次第、自分次第です。

また近年は、大手を中心にホワイト化を意識する企業が増えており、SEの処遇が改善されつつあります。

IT技術の需要は今後も高まる一方で、ほかの業界と比べても転職者が歓迎されやすい風潮があります。IT業界に興味のある人はSEを目指して転職してみてはいかがでしょう。

ノルマや商談が大変そう?営業の特長と現状は

どの企業にも欠かせない部署が営業です。就労者の約1割は営業職に従事、需要も安定しているので転職先の候補に挙がりやすい職種といえるでしょう。

営業職に就く人には、顧客のニーズを聞き出しそのニーズを満たす提案ができるようなコミュニケーション能力が求められます。

「ノルマがきつい」「人とのコミュニケーションが難しい」と敬遠される面もありますが「お客さんに喜んでもらえる」「達成感がある」といった喜びが大きい職種です。

営業職の仕事内容は

営業職の目的は自社の商品を売って利益を出すことです。仕事内容は、職種、企業によっても異なりますが、一般には次の流れで営業を行います。

まず、顧客に商談のアポイントを取り、顧客に対面して商品の提案を行います。一般に営業の仕事としてイメージされているのが商談の場面だといえるでしょう。営業職が商品の購入を顧客に促し、顧客が承諾すれば契約が成立します。

アフターフォローも営業職の仕事です。顧客の感想から商品の問題点を見つけ、企画部署へ伝えます。これには、顧客のニーズに添った商品を提供する、今回の営業を次につなげる、といった目的があります。

営業職は特別な資格が不要なため、未経験でも比較的就職しやすい職種と言えます。ただし、ノルマがあり、コミュニケーション能力が求められるため、結果が出せないと仕事が辛いと感じやすいようです。

関連記事
営業が辛い理由。特に営業が厳しいとされる業界とは?

営業スタイルは業界や企業によって大きく異なっているので、営業が苦手だと感じる人でも自分に合った営業スタイルの求人を探せば、楽しみながら営業職に従事できるはずです。

営業職の現状

営業職の求人は安定しているものの、営業職の就労者の人口は徐々に減ってきています。

その理由は、IT技術の導入が営業スタイルに大きな影響を与えていることにあります。Webマーケティングで効率良く営業ができるようになり、アウトバウンド型の営業マンが商談を取り付ける必要がなくなってきているのです。

とは言え、営業に人の力は絶対に必要でもあり活躍の場は多いため、転職市場において営業職の求人は、引く手あまたとなっています。

今後も、営業スタイルは急激に変化していくことが推測されているので、常に最新の動向をチェックして知見を広げれば、営業職のキャリアを高めることができるはずです。

業界・企業研究は転職に欠かせないもの

業界・企業研究をしてその業界や企業の特徴を把握すると「本当にこの仕事がやりたい」という自分の意志が再確認できます。

また、自分の言葉でその業界や企業のことが語れるようになり、業界・企業を詳しく知ろうとする姿勢が熱意として高く評価されます。

業界・企業研究は転職活動に欠かせないものだととらえておきましょう。

どのようにして業界・企業研究をすればよいかわからない場合は、転職エージェントのコンテンツを利用するのもおすすめです。

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